“立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は惡の華”
病み(やみ)の忌(き)婦人(ふじん) 傀儡子(くぐつこ)ちゃん の秘密を大公開するぞ!

▽傀儡子ちゃんって?

 


 

 傀儡子ちゃんは、頭のお花がトレードマークのマッドでキュートな怪人だ。いつもクマのぬいぐるみ「ベティちゃん」を抱えていて、ちょっとでも奪われそうになると猛烈に怒るぞ。傀儡子ちゃんは二重人格で、自分が腹話術でしゃべらせているベティちゃんを、本当にしゃべるぬいぐるみで自分のご主人様だと思い込んでいる。だから手放すのをとても嫌うんだ。あと、しっかり傀儡子「ちゃん」と呼んであげないと彼女の逆鱗に触れることになるから、気をつけよう…

▽傀儡子ちゃんの特徴
 傀儡子ちゃんの武器は、いつも手にもっているベティちゃんだ!ベティちゃんの右手には爪が、左手にはトゲがついていて、振り回して戦うぞ!

 

 

ベティちゃんはワセダークパワーの供給源だ!

 


傀儡子ちゃんの頭の花は季節によって変わるぞ!通常状態の他に、春には桜、夏にはひまわり…というような具合だ。

▽傀儡子ちゃんのひみつ
 傀儡子ちゃんは、もともとふつうの女の子だった。だけど、いつも優秀な妹と比較されていて、両親も彼女にはそっけなかった。本当に心を許せる友達は、ぬいぐるみのベティちゃんだけだった。
 そんなある日、その優秀な妹が交通事故で死んでしまった。両親はひどく嘆き悲しみ、暗に、死ぬのが妹ではなく姉だったならよかった…という態度をとった。妹の死や自分の存在への絶望に打ちひしがれた彼女の心の隙間に目を付けたタカダノバーバリアンは、ベティちゃんを通してワセダークパワーを注入、怪人化してしまった。怪物になり切れない惡の華、それが、「病みの忌婦人 傀儡子ちゃん」だ。
 ちなみに、死んでしまった傀儡子ちゃんの妹は、いま、新たな命を与えられて早稲田戦士として戦っているといううわさが…