東北芸術工科大学 特撮研究室Q(東北神獣カモシカイザー)

『学生特撮サークル&キャラクター図鑑』 第5回は東北芸術工科大学の特撮研究室Qさんから回答を頂き、インタビュー形式でお送りいたします!

東北神獣カモシカイザー

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特撮研究室Qの部員ですらその素性を把握していないほどの謎に包まれた存在で、正体は「ソウゾウリョク」の神様だと言われている。ソウゾウリョクとは東北芸術工科大学が大切にしている「想像力」と「創造力」が合わさったもので、すべての芸工大生が持っている力だ。
カモシカイザーはそんな芸工大生の溢れるソウゾウリョクに触れることが大好きで、ハロウィンや大学祭といったイベントによく現れ、彼らを見守っている。名乗り文句の「愛がたりない、だから俺がいる!」は「愛がたりない、だからこの大学がある」という徳山詳直前理事長の言葉へ最大限のリスペクトを示したものである。

特撮研究室Q

【活動拠点】
東北芸術工科大学(山形県山形市)
【活動内容】
特撮作品の鑑賞、広報誌「流星キック」の制作、ブログでの特撮作品紹介

cecuauyuiaa2ipn―「カモシカイザー」のデザインや、製作時のエピソードについて教えてください。

山形県の獣として指定されているカモシカをモチーフに、東北芸術工科大学のシンボルカラーである青を基調としたデザインにしました。胸の球体は、芸工大から見える夕日をイメージしています。芸工大は山の上にある大学なので周りに障害物がなく、いつも綺麗な景色が見渡せるという魅力があるので、その要素もデザインに盛り込みました。
制作はサークル発足と同時に始め、材料や作り方が全くわからない状態から情報を集めて、夏休み期間を使ってメンバーで協力して作業しました。

―年間を通じたサークルでの活動について教えてください。

年度ごとに活動内容を好きに変えるという方針をとっていますが、2016年度は広報誌の制作をメインに活動しています。
基本的に活動は週1で、学業優先で動いているため比較的スローペースで活動しています(例えば映像学科の学生は、課題のための映像撮影・制作にかなりの日数を要するためです)。
そのため広報誌の刊行も不定期です。広報誌の作業がひと段落すると、教室のスクリーンを使って特撮作品のDVDの上映会をやったりしています。

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―会誌製作などの取り組みで苦労したことや、反響等について教えてください。

文章を書くことに慣れていないメンバーがほとんどであるため、なかなか文字数のある記事や面白い着眼点のを掲載することができないという点は悩みどころでした。
また、自宅で印刷し、手製本で制作しているため、インク代と用紙代が思いの外かかるので経済的に少しきついということもあります。
しかし広報誌制作自体は個人的にはとても楽しい作業ばかりですし、特撮にそこまで興味がない方にも毎回手にとっていただけているので嬉しい限りです。
インターネット上で情報を見つけてくださった学外の方からも多くの通販希望をいただいており、大変ありがたいです。
ここまで多くの方に読んでいただけるとは全く思っていなかったので、嬉しいと同時にかなり驚きがありました。

―サークル員にはどんな人が多いのでしょうか?

部員によってジャンルの好みはバラバラですが、現行放送の仮面ライダーは見ている、もしくは名前と姿くらいは知っているという人がほとんどです。
全員の共通点は特撮作品のおもちゃを持っているということで、サークル活動では毎週誰かしらがソフビやベルトなどを持参しています。
中にはミリタリー趣味があり、独自の面白い視点で作品を見ている部員や、将来は特撮の現場で働きたいと考えている部員、特撮趣味の延長でアクションを習っているという部員もいます。

%e5%a4%95%e6%97%a5―団体としての今後の目標等について教えてください。

基本的に人数がとても少ないサークルで歴史も浅いので、自分たちに見合ったスケールの活動を自分たちなりに楽しんでいくということが目標です。具体的な答えになっていませんが、まずはこの体制でサークルを続けていくということが大切だと考えています。

―最後に、読者の方に宣伝・アピールしたいことをお願いします。

サークル広報誌「流星キック」のバックナンバーを通販しています。
また、遠方の方でも記事執筆にご協力いただける方がもしいらっしゃいましたらご一報ください。

https://twitter.com/tuad10932

ここまで読んでくださってありがとうございました。まだまだ動き始めたばかりのサークルですが、頑張ります!

―ありがとうございました!