(こくそうのきょうけん~)

酷爪の狂狼 カゲロウ

2016年秋、タカダノバーバリアンに新たな怪人が現れた!
その名も酷爪こくそうの狂狼  きょうけん
カゲロウ!
紫のボディーに深紅の爪、そして口元に巻いた意味深なマスク!
このページでは、謎に包まれた怪人カゲロウの秘密をこっそり教えるぜ!

▲2016年度早稲田祭にて、ヒップホップスタイルの戦闘員を引き連れて大隈講堂前に現れたカゲロウ。

カゲロウは、元・ヒーロー候補生の現役早大生が変身した姿だ!
「戦闘訓練」「作戦演習」など、数々の授業でとてつもなく優秀な成績を叩き出していたが、その残虐な性格故に、超初歩的授業「正義Ⅰ」で「ZZ−」の評価を受けてGPAを−135まで下げてからは、大学所有の変身デバイスを持ち出し、タカダノバーバリアンの一員となったんだ!

また、タカダノバーバリアンとしての活動の他に、依頼を受けてターゲットのサークルを壊滅させるフリーのサークルクラッシャーとして暗躍し、報酬金や闇単位を稼いでいるぞ。金曜や土曜の夜、高田馬場のロータリーに無残に人が倒れているのは、カゲロウのせいなんだ!

カゲロウは正体不明の早大生、あなたの隣で授業を受けている人が、カゲロウかも知れない…?

 


摑みどころのない動きや言動で相手を惑わせ、持ち前のスピードで一気に敵を追い込む!
人を小馬鹿にした態度でおちゃらけてばかりいる彼だが、決して油断しちゃ駄目だぞ!
男は狼なんだ、気をつけなさい。


右腕に装着された「深紅爪(シンクソー)」はとてつもない切れ味を誇るカゲロウ自慢の武器だ!
敵の背後に回り込み深紅爪での連撃を浴びせる技、「酷爪流・裏斬(こくそうりゅう・うらぎり)」には要注意!


カゲロウが腰に巻いた「狼帯革(ロベルト)」から下がった布は、カゲロウが拾った布を「カッコいいから」付けてみたものだ!
特に意味はないぞ!


カゲロウの紫色のボディの中で、異質な輝きを放つ左腕と背中の装甲…三日月模様とおぞましい目の様なものにも秘密が?
そして口元に巻いたマスクの裏側も、今明らかになる…!

これがカゲロウ・第二形態だ!

カゲロウ・第二形態は、さらにパワーアップした狼の力に加え、秘められし虫の力も解放した、カゲロウの真の姿だ!
カゲロウの残忍で冷酷な魂は、彼をヒーローでなく恐ろしい怪人にしてしまった!

この姿になった彼は、逆にクールな性格になり、淡々と破壊の限りを尽くす殺りくマシーンと化すのだ。
戦闘時の荒れ狂う姿はまさに「暴走の狂狼」! もう誰も彼を止められない!!


カゲロウが口元に巻いたマスクの下には、グロテスクに並ぶ歯と大きく突き出た下顎が潜んでいた!
カゲロウ自身は醜いこの口を嫌っているから、普段はマスクで覆い隠しているんだ。


左腕に巣食うアリジゴク型モンスター「憂怨蟲(ウォンチュー)」が這い出してきて、武器となっている!
憂怨蟲は、怨みや妬みのエネルギーを食べるほど大きく成長するモンスターだが、武器になるほど肥大化した個体は極めて異例なんだ!


背中に潜んでいたのはウスバカゲロウ型モンスター「月蟲(ゲッチュー)」!
狼の力の源でもある月のエネルギーを吸収して、カゲロウの運動能力を大幅にアップさせているんだ!
三日月型だった模様も満月に変化して、フルパワーであることがわかる。


狼帯革についていたスタッズ型封印器具「備銀(ビギン)」を突き破り、溢れるエネルギーが虫の脚と狼の尻尾の形になっている。この形態を「狼帯革・棘蟲(ロベルト・ニーヂュー)」と呼ぶぞ!
その溢れるエネルギーと、深紅爪・憂怨蟲の斬撃で衝撃波の竜巻を生み出す「酷爪流・舞麗荒(ぶれいこう)」は想像を絶する威力を持つ、破壊の芸術だ!


闇の力を身に纏い、襲い来るカゲロウ!
強く輝く光を胸に、立ち向かえ!早稲田戦士!!